指しゃぶりはいつまで大丈夫?

2017年05月13日

一気に夏の日差しになりました5月ですが、GWはどのように過ごされましたか?
旅行、帰省、仕事etc…
普段お子さんと一緒にいる時間があまり取れないお父さんも、この数日間は
お子さんとたくさん遊べたのではないでしょうか。

今日は、お子さんの気になる口腔習癖「指しゃぶり」についてのお話です。

2歳ころまでの小児によくみられる指しゃぶりですが、何歳までしていても大丈夫なのか、指しゃぶりでどのような影響が出るのかなど
について話していきたいと思います。

胎児期・・・胎生24週頃には指を吸う動きが出てきます。32週頃より指を吸いながら羊水を飲み込む動きも出ます。胎生期の指しゃぶりは生まれて直ぐに母乳を飲むための練習として重要な役割を果たしていると考えられています。
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乳児期・・・生後2~4か月では口のそばにきた指や物を捉えて無意識に吸うようになります。5か月頃になると、なんでも口に持っていってしゃぶります。これらは目と手の協調運動の学習とともに、いろいろの物をしゃぶって形や味、性状を学習するためと考えられています。つかまり立ち、伝い歩き、ひとり立ちや歩き始める頃は指しゃぶりをしているとこれらの動作が出来ないので減少する傾向にあるといわれています。この頃の指しゃぶりは生理的な行為なので、経過をみて大丈夫です。
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1~2歳・・・積み木を積んだり、おもちゃの自動車を押したり、お人形を抱っこしたりする遊びがみられるようになると、昼間の指しゃぶりは減少し、退屈なときや、眠いときにのみ見られるようになります。あまり神経質になることはありませんが、一日中頻繁にしていたり、指にタコができている場合は、4,5歳で習慣化しないようにするため、親子に対して専門医からの対応が必要になります。
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3歳~就学前まで・・・子どもが家庭から外へ出て、友達と遊ぶようになると指しゃぶりは自然と減少します。5歳を過ぎると指しゃぶりは殆どしなくなります。しかし、頻繁な指しゃぶりが続くようであれば、専門医による積極的な対応が必要になります。

学童期・・・6歳になってもまれに昼夜、頻繁に指しゃぶりをしている子がみられます。この年齢になると小児科医や精神科医等で特別な対応をしない限り消失することは少ないです。

指しゃぶりによる影響は、
1.上の前歯が前に出てくる(出っ歯になる)
2.上下の前歯に隙間が開いて前歯で噛めなくなる
3.奥歯の噛み合わせが横にずれて歯の中心が合わない

以上のような変化が出てくると、噛み合わせが変わるのはもちろん、構音障害や口呼吸の原因にもなります。

全体として指しゃぶりについては3歳頃までは、特に禁止する必要はありません。保護者は子どもの生活のリズムを整え、外遊びや運動をさせてエネルギーを十分に発散させたり、手や口を使う機会を増やすようにすることが大切です。
 スキンシップを図るために、例えば寝つくまでの間、子どもの手を握ったり、絵本を読んであげたりして、子どのを安心させるようにすることも重要です。
 絵本を読むときは一冊だけといわないで、好きなだけ読んであげるというと、子どもは眠りながら夢の中でも読んでもらっている気がして親の無限の愛情に包まれ豊かに育まれていきます。

いかがでしたか?
4歳を過ぎても頻繁に指しゃぶりをしてしまう場合は一度病院で相談するのもありかもしれないですね。