災害時の口腔ケア(BN)

2018年09月04日

今回はバックナンバーになりますが、
台風による被害が大きく、地震もいつきてもおかしくない状況なので、
今一度災害時の口腔ケアについて触れようと思います。

参考にしていただければ幸いです。

避難所での生活が続くと口腔内を清潔に保つのはすごく難しいです。
水が少ない、歯ブラシがない、ストレスで歯ぎしり、唾液量の低下、口内炎、口臭、小さい子供ではストレスから指しゃぶりをしたりと
たくさんの問題が起こります。
震災関連の肺炎で亡くなる方も災害時は多いそうです。
原因は、口の中の細菌によって起こる『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)』です。
誤嚥性肺炎とは、細菌が唾液や胃液と一緒に誤って肺に流れ込み生じる肺炎です。異物を吐き出す筋力の低下したご老人に多く、
災害時、細菌が増殖した口腔内から肺に菌が流れ込み、肺炎になるケースは多いです。

では、災害時にどのようにケアをすればいいのか。

まず、歯ブラシがある場合には、毎食後しっかり歯磨きをしましょう。
水は30ml程度で構いません。歯ブラシに着いた汚れをティッシュ等でこまめに取りながら磨き、2、3度に分けてよくお口をゆすいでください。
液体歯磨きも効果的です。液体歯磨きでお口をよくすすいでから歯磨きを行います。そのあとはうがいをしなくても大丈夫です。

歯ブラシがない場合は、毎食後よくお口をすすいでください。
ハンカチなどを指に巻いてお口の中を拭くのも効果的です。
キシリトールガムを噛むだけでも唾液が出て、自浄作用で多少の汚れは落とせます。

入れ歯の方は、入れ歯をつけっぱなしにしないように気を付けてください。
食べたら外して洗うこと。お口もすすいでください。

災害時、口腔内の環境が身体の調子にも大きく影響します。
防災セットに液体歯みがきと歯ブラシ、忘れずに入れておきましょう。

入れ歯を持っていくのも忘れずに。